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「Think Simple」を読みました

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ケン・シーガル著「Think Simple」を読みました。

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

ケン・シーガル。表にはあまり出てこないけどすごい人らしい!

倒産の危機にあったアップルに復帰したジョブズに再び起用され、 伝説のマーケティングキャンペーンThink Differentにクリエイティブ・ディレクターとして参画。 また「iMac」を命名したことでその後のアップルの「i」シリーズを生み出すなど、 アップルの復活において重要な役割を果たしている。
(本書、著者紹介より抜粋)


今ではすっかりMacユーザになり、家にあるApple製品は

とまぁ、中途半端なApple信者の私ですが、
数年前まではWindowsをばりばりと使っていました。(今でも仕事はWindowsですが)
今も欲しいものリストの上位には

Apple製品が並んでいます。
きっとこれからもApple製品を選ぶ確率が高いのではないかと思っています。
(Appleがバカなことをしない限りは(笑))

WindowsからMacに乗り換えた時、
なぜ使い慣れた物を捨てて乗り換える気になったのだろうと
ちょっと振り返ってみました。

それまでWindowsマシンでなにをしていたかというと大半の時間はオンラインゲームに費やしていました。
(まだ、YouTubeもニコ動もなかった)
社会人になって結婚してオンラインゲームに費やす時間がなくなったので、
ゲームをしないのであればWindowsである必要がなくなりました。
また、当時、妻がMac Bookを使っていたこともあってMacへの興味も少なからずあり、
Macってなんかカッコいいという漠然としたイメージもありました。

Macへ傾きかけていた私ですが、
Windowsユーザだった私は店頭で触った感じだけではMacってよく分からないな、
という気持ちもあったのです。

最終的にはMacを選びました。
その最後の一押しはシンプルであることに徹していたAppleの姿勢なのかな?と
本書を読んでいてそう感じました。
操作なんてものは使っていると自然と身に付くものです。

本書は全編通して、スティーブ・ジョブズの仕事のやり方(=Appleという会社の仕事のやり方) を著者の体験から紹介しつつ、シンプルであることとはこういうことだ、ということが書かれていました。

普段の仕事と照らし合わせてみると、まったくシンプルではないことに愕然とします。
さらに、大半の会社(特に日本の企業)はシンプルさとはほど遠いところにいるのではと思ってしまいます。
Appleをビジネスモデルとしてシンプルさを取り入れようとする
企業は数多くあるそうですが、大抵失敗に終わるそうです。
一部だけの物事にシンプルさを適用しても効果は薄く、
全体としてシンプルさの支持者とならなければ最大限の効果を得られない。
おいしいところだけちょっと摘むなんてのは甘いよ!ってことですね。

シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしい。
物事をシンプルにするためには、
懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。
だが、それだけの価値はある。
なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。
───スティーブ・ジョブズ
(本文より抜粋)

仕事も人生もシンプルでありたいものです。
まずはそう思うことが大切なのではないかと思います。